これまでの作品

沼津御用邸記念公園
ジャパンアートフェスティバル イン 沼津2009/2009.10/静岡県沼津市

GALLERY

●イベント概要

「ジャパンアートフェスティバルin沼津」は、日本の伝統文化・芸能・芸術の維持普及を目的に、1994年からスタートしたイベントです。沼津市や沼津観光協会などでつくる実行委員会が主催しており、これまで能楽や雅楽、津軽三味線、Jazz、Rockなど幅広いジャンルのアーティストが参加しています。

●ご依頼内容

風光明媚な景観が古くから多くの文化人に親しまれてきた沼津の、「御用邸記念公園」という特別なシチュエーションを生かして、文化と芸術の融合の場を作りたいというご依頼をいただきました。草月では毎年会場の演出のお手伝いをしています。

●デザインの意図(コンセプト)

御用邸記念公園は、松の古木が美しい景勝地です。草月流の象徴的な材料である「竹」は、このような特別な会場での作品材料として相応しく、また、色々な表現が可能です。

今回は、竹を緩やかな曲線と重なりで構成しながら松林のなかへ溶け込ませ、客席からは、あたかも包み込まれていると思わせる情景を創り出しています。(作家:竹中麗湖)

●使用した主な素材

草月の象徴ともいえる「竹」を500本使用しました。土台となる舞台は鉄筋で制作しています。

●提案に用いた模型

(クリックで拡大)

大規模なプロジェクトのため、実際の1/100程度の模型を制作しました。

正面から見たところ
やや上方から見たところ
上方から見たところ
右側から見たところ
右斜め上方から見たところ
左側から見たところ
階段部分アップ
舞台アップ

●依頼から納品までの流れ(プロセス)

5月 初回打ち合わせ
主催者と昨年の評価と改善点のすり合わせ
7月 デザイン案提出(イメージパース、予算)
8月中旬 素材の手配
9月下旬 現地制作(土台のステージはあらかじめ制作)
(ご依頼から約5ヵ月)

なお、本プロジェクトは毎年制作をしているため、ご依頼から約5ヵ月程度で納品しておりますが、同規模のプロジェクトで新規にご依頼いただく場合には、さらに半年程度の期間が必要となります。

また、現地での制作についても、新規の場合は、会場の状況などによりさらに期間が必要となることがあります。詳しくはお問い合わせください。

●制作風景

(クリックで拡大)
大規模な設営のため、大型機器を使って土台をしっかり作ります。
今回使用した竹は500本。いつも取引している竹屋から仕入れます。
会場の設営が始まりました。
土台の次は、いよいよ竹を組み始めます。長短さまざまな長さの竹を使います。
制作中は毎日、草月会支部の協力を得て、たくさんの方が携わります。
竹を一つひとつ丁寧に組み立てていきます。
複雑な形も、少しずつ確認しながら調整していきます。
そしていよいよ完成です。今回は土台を除き、約4日間での設営でした。